春の午前の雨に

前髪が長く重くうっとうしくなるのにがまんがきかない。すぐ切りにいってしまう。午前中は雨が降っていたけど、午後は晴れたので元気に自転車をこいだ。

 

4月のあたまには雪が降って、まだ朝夜は寒いけど、日差しや風はだいぶぬくんできた。冬コートもマフラーも、そろそろ仕舞えるかな。

 

こないだ行った短歌教室で、歌集にはだいたい300首が載るけど、選ぶまでにその2・3倍くらい(だったかな?)の歌を詠んでると先生がおっしゃっていた。自分の数えてみたらついこないだ1000首超えてたくらいなので、やっと1冊つくれるかなというところだ。

 

もう作っちゃったけど!

自分にはもったいないくらいの素敵な本になった。

歌集を作ろうと決めたあのころは、もうとにかく心がすりきれていて重くてつめたくて、それでも心を動かさなければ生きている意味がないとおもった。だから、綺麗ごとでもワンパターンでも自分の心が求めている言葉を吐いて、文字にして音にして、かたちにすることが、一番私を生かすことだと信じた。

私は私の言葉だけじゃとても救われなくて、ほかの大事なひとたちにたくさん助けてもらって立ち直れたわけだけど、それからけっこう時間が過ぎたけど、でも歌集もちゃんと出来上がってよかった。私は私の歌が好きなので、こんなに祝福されてとても幸福。

 

言葉がほしい、歌わなきゃ、というあのころみたいに切羽詰まった衝動はいまないけれど、やっぱり好きで楽しいので、これからも短歌を詠むとおもう。

歌集もまた作りたいな。

 

 

うそつきの瞳うるわし神様に足りない絵の具は足りないままで