雨の季節をえらんで夏へ

七変化という別名もあるくらいで、やっぱり紫陽花の色のうつろいは美しいなと思う。

雨の季節を選んで咲く花。なんでかな。

 

高校生の時の通学路に、うちの町で一番大きい川の岸に、神社の境内へつづく石段に、咲いていた青や水色の紫陽花。大学生をやっていた金沢、図書館へ行くコースにあるお家の、オーロラみたいにみごとな水色とうす紫のグラデーションの紫陽花。

 

そして夏が日を重ねるごとに立ち枯れてゆく。セピアだ。褪せる色も綺麗だ。

 

弟が帰省していてうれしい。

 

櫂の音、波の音、また櫂の音 過去の話を全部しようよ